父と娘の暑寒別岳のらりくらり

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父と2人、北海道の暑寒別岳に登ってきた。

暑寒別岳は標高1492mで、増毛山地の主峰。

5月の連休に北海道を車で半周したときにその姿を拝んでからすっかり惚れてしまい、以来ずっとお近づきになりたいと思っていたのだった。

語源はアイヌ語で、「滝が上流にある川」、「平らになっているところに向かっている川」といった意味で、今回登った登山口のある増毛町側の山麓には、渓流が流れ、平らな土地にはたくさんの果樹園があった。また、7合目付近には滝見台という展望台があり、アイヌの人々がこの地を見て名付けたときから大きく変化していないということを伺い知ることができる。

4時30分、まだ暗い空の下、母に見送られながら出発。
今日は父と二人、暑寒別岳登山。
天気を心配していたが、次第に空が白み、道央道から深川沼田道路に差し掛かる頃には青空が見えていた。

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途中砂川SAで休憩をし、留萌大和田で高速をおりる。

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海沿いの国道231号線、オロロンライン。とても気持ち良い道。

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そこから道道546線に入り、一本道の突き当りが暑寒別岳の登山口。今回は暑寒ルートの往復。コースタイムは7時間の予定。

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トイレはこんな感じ。奥に見える建物。よく整備されたきれいな水洗トイレ。

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登山口には暑寒山荘。想像よりもずっと立派な小屋で、無料で宿泊可とのこと。野営場併設だが、ぜひ小屋のほうに宿泊してみたい。

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登山届を提出する父と、山スキーの行方不明者情報の看板。私にとっては他人ごとじゃない。

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登山口でポーズをとる父・・・なんか、いちいち格好良いんですけど何なんですか(笑)

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颯爽と登り始める父。娘はひたすら後を追う。それにしても、ペース早めだね。もうそろそろいいお年なのに。

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父の背中を追っていると、かわいこちゃん発見♡ ブドウマイマイ。とりあえず踏まれないように道の端っこに移動。大きさは、写真の状態で5cmくらい。それにしてもかわいすぎる。

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マイマイと遊んでいたら父において行かれたので、走って追いつく。

昨日は雨が降ったらしく、道は少しぬかるんでいた。

1合目を過ぎると、こんな感じの道が延々と続く。

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しばらく歩いていくと、かわいこちゃんその2発見。種類はよくわからないけど、手のひらサイズのカエルちゃん。結構大きく中央に映っているのに、枯れ葉と同化して全然目立たない。自然の色を身にまとえば、私も同化できるんだろうか?

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振り返れば、海と増毛の町がよく見える・・・

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そして歩いていくと・・・

こ、こ、これは!!

HI・GU・MAのうんこじゃないですか!!!

娘「お父さん、これ、ヒグマのうんこだよ!!!!」と、ハイテンションな娘に対して、

父「あぁ、そうだね」と、そっけない父。

父にとってヒグマのうんこは、別にどうでもいいものらしい。つれないなぁ。

そして父は山頂に向けて歩き始めた・・・

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娘、心の声(え、本州では絶対にお目にかかれないんだよ? もう少し観察したいんだけど、お父さん行っちゃうの!?)

とりあえずどんぐりを食べているようだ、ということだけを確認。今年のどんぐりは豊作かなぁ・・・

うんこをツンツンしたい気持ちを抑えつつ、慌てて父を追う娘であった。

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そんなこんなで5合目に到着、相変わらずポーズをとる父だったが、そこはカットして看板に注目。

山の本では往復15kmと出ていたのでそのつもりでいたけど・・・

父「あれ?往復15kmじゃなかったっけ?」

娘「うん、そうだったと思うけど」

父「でもこれ、往復10kmじゃないよね?」

娘「頑張れってことみたいだね」

父はそれ以上何も言わなかったけど、内心「そうかぁ・・・(´・ω・`)」と思ったに違いない。

ナナカマドと父。こういういい場所に限ってポーズはとらないのね。

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7合目手前の少し急な登り。

登りはロープ不要だが、下りは斜面に背中を向けてロープをもって懸垂下降みたいに下ったほうが無難な感じ。ロープはかなりしっかりしているが、ところどころ杭が抜けているところも。

暑寒別の土は粘土質なのか、道中は日本アルプスの山々が雨のときよりも、かなりすべりやすい。
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この景色、北海道の山って感じだなぁ。山深い。アルプスと比較すると平坦だけど、山域が広くて見渡す限り森が広がっている。どこまでも藪漕ぎしていきたい衝動に駆られる。

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父の背中を追いつつ、何か面白いものはないかと探していくと、あった!

これ何だろう?調べてみたけどよくわからない。ヒゴケかな?

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9合目手前までも、なだらかなところが多く歩きやすい(時々登りらしい登りアリ)

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すっかり秋めいて、きれいな色に染まっている。

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どこまでも延々と山深い感じ。

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そんなこんなで9合目、父に疲れの色が見え始める。弱音は言わなくても、娘はちゃんとわかっているぞ、フフフ。

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そこそこ急な登り坂。「お父さん、頑張れ」と後ろから無言で娘は応援していましたとさ。ここを越えると、歩きやすいなだらかな山頂への道が待っていた。

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急な登り坂を超えたところ。ガスが海側から陸側へ流れていく・・・

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あたりはすっかり秋の色合い。草花の生命力を感じる夏もいいけど、秋の落ち着いた感じも素敵。

ここをしばらくいくと山頂。

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父、私がすぐ後ろを歩いているにもかかわらず、何の前触れなく放屁。

娘「ちょっとぉ~、なんで私いるのにおならするの?するなら言ってくれれば握りっぺしてやったのに」

父「ごめん、出ちゃった♡」

娘「出ちゃったじゃないよ。別にいいけどさ」

その後父は、放屁の前にははみかみながら「先行って」と言うようになった。気を遣ってくれているのだろうか。

でも、次に帰省したら、また平気で人に向かっておならしてくるんだろうな。24年もあなたの娘やってるし、今更かまわないけどさ~。

お馬鹿なことを言い合いながら歩いていくと、自然のモチーフを発見。色といい形といい、とてもかわいらしい。髪飾りにしたい。

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無事山頂に到着!

肝心の写真は・・・ピンボケしてたり変な顔してたり、UPできるものがなーい^^;

父と二人で母の作ってくれたおにぎりをいただくという、平和なひと時をご想像ください。

帰り道もガス。ときどきガスの間からのぞく山容が私の心をくすぐってくる。

天気が良ければ山頂から海が見えるらしいのだが、今日は見えず。

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代わりに、ハイマツの海を進む。

どこまでも続いているかのように見えるハイマツの海。モーゼになった気分で進む。

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9合目までの下りを終え、さらに下山。

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屏風岩から山頂方面を望む。山頂、いいところだったなぁ。

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7合目から、唐突に3文字しりとりが始まった。

父「じゃあしりとりね、はい、リンゴ」

娘「ゴリラ」

・・・(中略 大体2合分くらいはしりとりしてた気がする)・・・

父「テント」

娘「トイレ、いやぁ、そろそろトイレ行きたくなってきたんだよね。全然急ぎじゃないけど」

父「うん、ちょっとトイレ行きたいね、ちょっとしてくるから待ってて!」

(父、どこまで行くのか知らないが少し登山道を下り、藪へ消える)

・・・お父さん、トイレ行きたいのを紛らわすためにしりとり始めたのかなぁ?トイレってNGワードだったのかなぁ?

そんなことを悶々と考えつつ、父の戻りを待った。

父が無事に戻り、下山再開。

少し歩くと、今度は2文字しりとりが始まった。

(あ、別にトイレに行きたい気持ちを紛らわすためじゃなかったみたい)

しりとりのネタが尽きたので終了。

どうでもいいことを話ながら、気づけば1合目付近まで下山していた。

そこで娘、おいしそうなものを発見。

娘「お父さーん、山ぶどうみつけたよー!!!」

父「まだ早いっしょ~」

娘、野生の生き物に悪いなと思いつつ、ちょっと味見してみる・・・

ぺろり・・・

・・・・・ん、??!

娘は、どんどん前へ進む父の背中に向かって叫んだ。

娘「しーぶーいー!!!

父「だから言ったっしょ~

遠くから父の声が聞こえてきた。

このとき父は、猪突猛進スイッチがオン。疲れたので早く下山したかったのだろう。一方娘は森モードに切り替わったため、ゆっくりしか進まない。

遠くで父が呼ぶ声が呼ぶ声が聞こえるが、急ぐつもりはない。

だって、こんな素敵な森の道をさっさと通り過ぎちゃうなんて勿体ないじゃない。

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若干のタイムラグはあったものの、無事に親子とも下山。

コースタイムは登り4時間、下り3時間くらい。(休憩含む)

父「はぁ~今までの山で一番きつかった!」

娘「え?そう?」

個人的には数年前に登った羊蹄山のほうが大変だった気がするけれど、あれからたびたび縦走したことで体が強くなったのかもしれない。

登山靴を脱ぎ、車に乗り、いざ出発しようというところで父がおもむろに取り出したもの・・・ブラシ!!

なんと、髪をセットしているじゃないの。

父「よし、これで男子力UP☆」

娘「・・・・(この人、私より女子っぽいわ)」

そうして親子は駐車場をあとにしたのだった。


山からおりた二人が向かったのは、増毛町にある国稀酒造。売店や利き酒コーナーもあり、創業明治15年の歴史漂う素敵な酒造。

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無事お土産を購入し、とりあえず温泉に向かう。

その道中、

父「オフユの展望台行くかい?」

娘「何?お冬?」

父「雄冬だよ。雄に冬でね」

娘「あぁ、お冬さんのお冬かと思ったわ。」

そんなこんなで、展望台に到着。道路標識も出ているので分かりやすい。

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やっぱり北国の海の青を見ると心が落ち着く。

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傾きかけた陽に照らされる海面。今回もいい山行だったなぁ~

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温泉は浜益温泉。国道231号から国道451号に入り、道なりに行くと10分ほどで到着。

広い田んぼの真ん中に一本まっすぐ道が伸びる。

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浜益温泉は入浴料大人500円、小学生250円入り口には野菜の直売所もあり。

内湯大1、外湯大1、いいお湯だった。

そして、娘より父のほうが珍しく長湯だった。

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天候に恵まれ、普段母にあっち痛いこっち痛いと言っているらしい父も無事に登って下りてくることができて本当によかった。

父が丈夫なうちは一緒に山に行きたいけど、あとどのくらい登れるんだろう。

深い山に入れなくなっても、私たちには藻岩山があると思う反面、まだまだたくさん行きたい山がたくさんある。

会社やめたらちょくちょく帰ろう。そして一緒に山に行こう。

そんなことを思う娘であった。

以上「父と娘の暑寒別岳のらりくらり」でした。


<おまけ>

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

最後に、今回出会ったキノコを並べたいと思います。

途中、きのこを見ていたら、この曲が頭を離れなくなっちゃったんです。

松浦亜弥、「Yeah!めっちゃホリディ」の替え歌に乗せて。

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Yeah! めっちゃ キノコ

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ジメジメなとこ 希望♪

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Yeah! フワッと 胞子タイム

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ニョキニョキで 恋したい♡

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どうしようもない内容でしたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

うめこ

    
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