キツネの足跡を追って、真冬の保安林散策

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こんにちは、うめこです。

世間様はお正月休みを抜けて通常稼働モードですね。

私はというと・・・引き続き実家でのんびりと過ごさせていただいております。実家はとてもありがたいのですが、ご飯の心配をする必要もなく、両親とも元気なので病気の心配をする必要もなく、ジムに行くわけでもなく、家事をしようにもお茶碗を洗ったりする以外に何をしたらいいのか勝手が良く分からず、今一つ調子が上がりません。

というわけで、家に居ると溶けてスライムのようにデロデロになってしまいそうなので、シャキッとするために近所の保安林を散策してきました。

保安林は道路の両側に広がっており、片方は笹が茂っていないので夏も歩きやすいのですが、今回歩いたのは笹が茂って藪漕ぎ必須のエリア。その昔、ワカンなんてものを知らない子供の頃、冬にズボ足で踏み入れたことも、そういえばありました。埋まって断念しました。

さて、まずは何かの足跡。このあたりの動物の分布から考えて、キタキツネしか考えられないのですが、1週間以内についたような、比較的新しいものです。この足跡を追いかけて、主に尾根道をたどりながら保安林を歩いていきます。運が良ければキツネに会えるかも。

ほんの少し登ると、あっという間に尾根に出ます。

シラカバ、ミズナラ、カラマツ、トドマツなどが分布する、リッチな針葉混交林です。

鳥の巣。多分カラスの古巣です。

2羽のカラスが仲睦まじく寄り添っていました。

基本的にカラスは一度つがいになると相手を変えたりしないそうです。

カラスって、なんか知らないけど好きなんですよね。可愛いし、頭いいし、いいな。ずるいな。

ふと足元をみると・・・

ん?もしやキツネ2匹いる?しかも、足跡がすごく新しい。戯れて遊んでるのかなぁ~

雪の季節は足跡から行動を予測できるので、それもまた楽しみの一つです。

カラスを観察していると本当に面白くて、飽きません。

しつこいですが、やっぱりカラスは可愛い。たまに人間みたいな仕草も見せるし。カラスとコミュニケーションが取れたら、山歩きがもっと楽しくなると思うんですよね。鳴きまねすると、意外に返事してくれたりします。人間の思い過ごしかもしれませんが。

カラス可愛いなぁ~と思いながらふと反対の斜面を見ると・・・

!!

いた。

キタキツネ。

距離にして3mくらいのところに1頭。

そして遠くにもう1頭、雪の緩斜を駆けているのが見えました。

日向ぼっこしていたのかな。それとも、もう1頭のキツネを見ていたのかな。私がカラスの鳴きまねしても、猫の鳴きまねしても、全然気づかないの。

このあと振り向いて私に気づいたキタキツネ、取り直して座ったかと思うと「ちょ、ま、何でこんなところにヒトがいるの!?」って言って、びっくりして走って逃げていきました。キツネには少し悪いことしたかもしれません。人里に出て行きませんように。

キツネが立ち去ったあと。

目があった一瞬、凛々しく澄んだ瞳に吸い込まれそうになりました。

子供のころからキツネはエキノコックスをもっているので決して触ってはいけないと教えられたのですが、小さいころこの辺で遊んでいて喉が渇いたら湧き水(おいしいけどキツネも飲む)を飲んでいたのでもう手遅れかもしれません。なお、北海道の山に入る際は、湧き水、生水は必ず煮沸してから飲むべし、とのことです。

ちなみに、エキノコックスの潜伏期間は5~10年、症状は肝機能障害です。怖いです。さながら時限爆弾。

これは何の木かな、どんぐり系の何かだと思うのですが、コナラかな?ミズナラかな?

これは・・・?

葉っぱがついていても分からない木がたくさんあるのに、今の季節、葉っぱなしだと全く同定でません・・・(´・ω・`)

冬は落葉するので、枝ぶりがよく見えます。それぞれ個性があって素敵。

主幹があって、枝があって、その先たくさん分岐して細くなっていくのは、人間の肺や血管の構造にすごくよく似ていて、人間も木も同じだなぁと、たびたび思います。

木々の間を上手にすり抜けて飛んでいくカラス。

そして、カラスの古巣。結構たくさんある。

大きなシラカバ。

木っていうのは何十年もずっと一所に佇んでいて、私たちよりもずっと自然のことを分かっていると思うんです。木と話ができたら、人間はもっと深い英知を得ることができると思うのですが、なかなかそうはいかず・・・

今回は会えませんでしたが、ここには小鳥たちやエゾリスも住んでいます。また機会があれば、散策しようと思います。

所要時間1時間30分。ちなみに足元の装備はローカットのアプローチシューズとワカンにアイスクライミング用のゲイターでした。

以上、たくさんの命が息づく、保安林より。

    
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