【山小屋生活やってました】下界の生活、ここがすごい!

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無事に小屋じめを終え、下界に戻り、1ヶ月以上が過ぎました。いや、気づけば2ヶ月近くの時間が過ぎようとしている…

山の上に3カ月もいると、下界はものすごく未来の世界に感じられます。ようやく下界のすごさがデフォルトになりましたが、下りてきた当初は浦島太郎の気持ちが痛いほどによく分かりました。

特に今回は下山して選挙だと思ったら知らない政党がたくさんあってびっくりでした。

今回は、3カ月ですっかり山モードになった価値観で下界の暮らしを体験してどうだったか、ということを書きたいと思います。

まず、私が3カ月働いたブラック小屋は、下界から徒歩数時間、電気なし、風呂なし、水は天水というとても小さな小屋でした。

そんな、文明とは遠く離れたところでしばらく暮らしていたので、下りてしばらくは見るものや体験することにいちいち感動します。

〈まずは自動車〉

7月末から2カ月以上ぶりに運転しましたが、まぁあり得ないスピードで進むわけですよ。徒歩以外の移動手段を忘れかけていたので、ギア入れて、クラッチつないで、アクセルを踏めば時速60kmとか出ちゃうことに驚きを隠せませんでした。早っ!楽ちん!そしてやっぱり運転は楽しかった!!!

〈続いて公共交通機関〉

北海道に帰るのに、バス、JR、モノレール、飛行機、地下鉄など、多数の公共交通機関を利用しました。座っているだけでどこかに連れて行ってもらえる、これもまたよく考えれば異常なことです。

バスは自動車の延長線にあるとしても、一度にたくさんの人を乗せて走る電車、しかもあれだけ路線が込み合っているのに定刻通りに動くとは・・・山の感覚では、ちょっと考えられない^^;

飛行機に至っては、座りながらにして空飛んじゃうんだからもっとすごいですよね。あれ、眼下に巻雲が見えるのはなぜなんでしょう?それはね、とても高いところを飛んでいるからよ・・・文明、理解不能。

〈家の中もやっぱりハイテク〉

家の中、見てみます。まずスイッチ一つで電気がついちゃう、すごいことです。そして蛇口をひねれば水が出て、しかるべきところに流れていく、これまたすごいこと。とっても簡単で便利ですよね。そんなすごいことが日本全国の大部分で当たり前になってるんだから、この国はすごい。

まぁ、多分先進国は水不足とかそういう問題を考慮しなければ大体そうだろうし、新興国もそうなっているんじゃないかな。

山の上ではどうしていたかって?

明かりはソーラーランタンとか、電池式のセンサーライトとか、そんなものを多用していました。あとはランプとか、据え置きの電池式の明かりとか、そんな感じでした。全体的に暗かったなぁ。いや、下界が不自然に明るすぎるのかな。太陽とともに寝起きするようなイメージですので、夜は暗いのが当たり前なのです。

水は、雨水をタンクにためて、そこから配管を引いて蛇口をつけて、一応ひねれば出るようになっていました。が、天水(雨水)なのでお腹が弱い人はそのまま飲むのは危険。一度煮沸してお湯として使うか、冷まして水にするか、どちらかですね。

ちなみに電気がないので、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、その他もろもろの家電製品はもちろん存在しません。でも、無きゃ無いで何とでもなるのがこれらの家電なのだということを身をもって実感しました。

冷蔵庫がないと保存できないようなものは食べなきゃいい、もしくは早めに消費すればいいし、洗濯は手でできる。電子レンジも、結局火が使えればいらないんですよね。プロパンガスをヘリであげてました。

あとは、テレビもなかなかの衝撃でしたね。山に行く前はただ何となく見ていただけだったけど、板の中で絵が動くってさ。番組や編集の技術もすごいし、テレビが映るシステムを構築したということもすごい。でも、テレビも冷蔵庫や洗濯機同様、無くても何も感じないかも。

最後にトイレについて。特に日本のトイレは画期的というか、頭がいいというか、気が利いてますよね。山小屋のトイレは純粋なボットンでしたが、扉を開けた瞬間に便器のフタが開いて、便座は暖かくて、立ち上がったら自動で水が流れて、最後は自動でフタが閉まるんだから。

もう、便利を超えて余計なお世話レベル。そんなところまでトイレに面倒見てもらわなくてもいいわ!とつっこみたくなりました。まあ、清潔で快適だから何も問題はないのだけれども。

そんなこんなで、ここにあげたことは一部にすぎませんが、3ヶ月の山小屋生活は今の暮らしを見つめなおすいい機会になりました。便利さがないことで、本質的な暮らしというものがだいぶ理解できた気がしています。

いろんな種類の苦労が多かったけれど、今年の夏の3ヶ月は宝物になりました。

来年はもう少し楽したいな、なんて。

    
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