山の日記

【山小屋生活やってます】日本アルプスの片隅で愛を叫ぶ

昨日は、去年小屋番をしていた方が手伝いに来てくれて朝の支度をしてくれたため、 近くの山まで散歩してきた。

お天気は良く、小さなアップダウンを繰り返すこと1時間ほど、目的地に到着した。

そして目前に迫る大好きな山に向かって、「愛してるよー!!!」と全力で叫んだ

また、会いたい人の名前を叫んで、「早く登ってこーい!」とか、「待ってるよー!」とか、とにかく色々叫んだ。

それから、おにぎりと歩荷してもらった納豆をいただき、のんびりと山並みを眺めていた。

行きはまだ良かったのだが、帰りは歩きながら、体力ないなーとか しんどいなぁとか、最近あった嫌なこととか クライミングしたいなとか、どうでもいいことをたくさん考えていた。

せっかく山にいて、山を歩いているのに、全然スッキリしない。

なんで山が好きだったんだっけ?

もう、何もわからなくなって、とにかくブツブツ言いながら歩いた。

思ったことは全部口に出した。

そうしたら、いい意味で、全部どうでも良くなった。

人間てなんて小さいんだろう。

どうやら私は、余裕をなくしていたらしい。いつの間にか、傲慢になっていた。。

登ってるんだから苦しいのが当たり前なんだいうことさえ忘れていた。

そして、その辺に咲く花を見て、久しぶりに土に還りたいという気持ちを思い出した。

死んでしまったらどうなるのかは分からないけれど、植物も、昆虫たちも、動物たちも、みな土に還る。そしてその土から、美しい花が咲くんだ。

本来は人間も一緒。

あらゆる生命体と同じように、朽ちてなくなっていく。そしたら悩みも何もかも全て消えて、大地の一部になる。

あぁ、ちっちぇえわ。人間てちっちぇえ。

なんでこんなに悶々としてるんだろう。

もうちっちぇえんだから、どうでもいいわ、どうでもいい!!

そうして、小屋に戻る頃には、あらゆるどろどろが浄化されて、完全にスッキリしていたのだった。

やっぱり山は偉大だった。

散歩の機会をくれた去年の小屋番に、改めて感謝したい。

【憧れに手が届くとき】この夏は小屋番です

ここ2か月ほど、ブログを放置して山スキーをしたり、クライミングをしたり、車を直したり、その他諸々、綴るほどのことはないけれど充実した日々を過ごしていたら、気づけば世間様がGWに突入していた。

さて、そんなことはさておき、昨日は山小屋の方々と顔合わせをしてきた。そう、今年の夏は日本アルプスの某山小屋で小屋番をすることが確定し、私の中ではにわかに緊張とワクワクが高まっている。

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1人で山登って滑って雪穴掘って、何が楽しいの?-雪洞泊の記録-

今日は、雪洞泊をしたことを書きたいと思います。2年ほど前からずっと雪洞を掘りたかったのですがなかなかタイミングがなく、先日たまたまそんな気分になったのでやってきました。

事の発端は「梅ちゃん、明日どこ行くの?」「図書館ですかね~」「明日晴れなのにもったいない!!」「じゃあ1人だし鍋倉山でも行こうかな」という会話でした。その時は日帰りの予定だったのですが、せっかく行くので泊まってこようかなと、ついでに天気図と実際の天気を観察したいなと。

そんなわけで、記録を書こうと思いますが、そもそも山スキーやバックカントリーについてイメージが沸かな方もいると思いますので、どんなことをやっているのかをざっくばらんに書いていきたいと思います。世間では「新雪求めて滑走禁止エリアや山を滑り遭難・・・」みたいな報道が多く、山に興味がない人からは迷惑、バカじゃないの、みたいな印象を持たれていたりしますが、実際はどんなものなのか、少しでもご理解いただけると嬉しいです。

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キツネの足跡を追って、真冬の保安林散策

こんにちは、うめこです。

世間様はお正月休みを抜けて通常稼働モードですね。

私はというと・・・引き続き実家でのんびりと過ごさせていただいております。実家はとてもありがたいのですが、ご飯の心配をする必要もなく、両親とも元気なので病気の心配をする必要もなく、ジムに行くわけでもなく、家事をしようにもお茶碗を洗ったりする以外に何をしたらいいのか勝手が良く分からず、今一つ調子が上がりません。

というわけで、家に居ると溶けてスライムのようにデロデロになってしまいそうなので、シャキッとするために近所の保安林を散策してきました。

保安林は道路の両側に広がっており、片方は笹が茂っていないので夏も歩きやすいのですが、今回歩いたのは笹が茂って藪漕ぎ必須のエリア。その昔、ワカンなんてものを知らない子供の頃、冬にズボ足で踏み入れたことも、そういえばありました。埋まって断念しました。

さて、まずは何かの足跡。このあたりの動物の分布から考えて、キタキツネしか考えられないのですが、1週間以内についたような、比較的新しいものです。この足跡を追いかけて、主に尾根道をたどりながら保安林を歩いていきます。運が良ければキツネに会えるかも。

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父と娘の暑寒別岳のらりくらり

父と2人、北海道の暑寒別岳に登ってきた。

暑寒別岳は標高1492mで、増毛山地の主峰。

5月の連休に北海道を車で半周したときにその姿を拝んでからすっかり惚れてしまい、以来ずっとお近づきになりたいと思っていたのだった。

語源はアイヌ語で、「滝が上流にある川」、「平らになっているところに向かっている川」といった意味で、今回登った登山口のある増毛町側の山麓には、渓流が流れ、平らな土地にはたくさんの果樹園があった。また、7合目付近には滝見台という展望台があり、アイヌの人々がこの地を見て名付けたときから大きく変化していないということを伺い知ることができる。

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忘れ物しない!テント泊の持ち物リスト

夏山シーズンが到来しましたね。

今年こそテント泊したいと思っている方も多いのではないでしょうか。

でも、何が必要なのか分からず、なかなか一歩が踏み出せないという方もいると思います。

この記事では山でテント泊をするときの持ち物を紹介していきます。

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