山小屋生活

【山小屋生活やってます】山小屋生活の終わり

久しぶりの更新になってしまいましたが、いままでワケが分からないくらい色々なことのあった山小屋生活も、あと数日で終わろうとしています。

小屋明けから今までを振り返ると、長かったのか、短かったのか、そもそもこの日々が一体何だったのか、よく分かりません。

そのくらい、ありとあらゆる種類の出来事がたくさんありました。

頑張りすぎて倒れた7月、小屋番が増えて楽になった8月、友達がたくさん来てくれた9月、そして、一気に寒くなった10月…

感想を一言で言うなら、「死ななくて良かった」かな。

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【山小屋生活やってます】1ヶ月お風呂に入らないとこうなる。

先日のお話。

ついに、1ヶ月ぶりに下界におりてきました。

思えば上山したのが6月下旬。小屋開き、ヘリ荷揚げ、その他諸々、いろいろなことがあったわけですが、気づけば1ヶ月以上お風呂に入っていなかったわけです。

ドン引きしていただいて結構です。

うちの小屋、風呂ないんで。

大きい小屋なら従業員用のシャワーくらいあるらしいのですが、それもないんで(^_^;)

さて本題です。

1ヶ月お風呂に入らないとどうなるのか。

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【山小屋生活やってます】歌っちゃいなYO!叫んじゃいなYO!

数日前、先代小屋番の姐さんが手伝い来てくれた。

辛いこと、大変なことが多いのをよーくわきまえて来てくれるので、非常にありがたい。

私がお世話になっている小屋は比較的小さいので、小屋が満員になった場合は冬期小屋で寝ている。

朝の準備を済ませて冬期小屋で寝ようとしていると、酔っ払った姐さんがやってきた。

姐「梅ちゃぁ〜ん、大丈夫〜?」

梅「大丈夫じゃないっす!」

姐「だよねだよね〜、どいつもこいつもしょうもねぇからなぁ〜、はっはっはっはっは!!いいよ、いろいろ吐き出しなよ!!」

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【山小屋生活やってます】夏来たる。

5日ほど前だったろうか。毎日バタバタしていて、曜日の感覚も日にちの感覚もなくなってきているのだが、朝日の力強さが私に夏を知らせてくれた。

ラジオからは連日のように高温注意報が出ているのを聞いていたが、山の上はそんなに暑くないので、全く実感がなかったのだった。

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【山小屋生活やってます】日本アルプスの片隅で愛を叫ぶ

昨日は、去年小屋番をしていた方が手伝いに来てくれて朝の支度をしてくれたため、 近くの山まで散歩してきた。

お天気は良く、小さなアップダウンを繰り返すこと1時間ほど、目的地に到着した。

そして目前に迫る大好きな山に向かって、「愛してるよー!!!」と全力で叫んだ

また、会いたい人の名前を叫んで、「早く登ってこーい!」とか、「待ってるよー!」とか、とにかく色々叫んだ。

それから、おにぎりと歩荷してもらった納豆をいただき、のんびりと山並みを眺めていた。

行きはまだ良かったのだが、帰りは歩きながら、体力ないなーとか しんどいなぁとか、最近あった嫌なこととか クライミングしたいなとか、どうでもいいことをたくさん考えていた。

せっかく山にいて、山を歩いているのに、全然スッキリしない。

なんで山が好きだったんだっけ?

もう、何もわからなくなって、とにかくブツブツ言いながら歩いた。

思ったことは全部口に出した。

そうしたら、いい意味で、全部どうでも良くなった。

人間てなんて小さいんだろう。

どうやら私は、余裕をなくしていたらしい。いつの間にか、傲慢になっていた。。

登ってるんだから苦しいのが当たり前なんだいうことさえ忘れていた。

そして、その辺に咲く花を見て、久しぶりに土に還りたいという気持ちを思い出した。

死んでしまったらどうなるのかは分からないけれど、植物も、昆虫たちも、動物たちも、みな土に還る。そしてその土から、美しい花が咲くんだ。

本来は人間も一緒。

あらゆる生命体と同じように、朽ちてなくなっていく。そしたら悩みも何もかも全て消えて、大地の一部になる。

あぁ、ちっちぇえわ。人間てちっちぇえ。

なんでこんなに悶々としてるんだろう。

もうちっちぇえんだから、どうでもいいわ、どうでもいい!!

そうして、小屋に戻る頃には、あらゆるどろどろが浄化されて、完全にスッキリしていたのだった。

やっぱり山は偉大だった。

散歩の機会をくれた去年の小屋番に、改めて感謝したい。